猫のお手入れ方法。春夏秋冬、季節ごとに気をつけたい健康管理のポイントとは?

猫ちゃんには季節によってかかりやすい病気があったり、抜け毛が激しい換毛期があったりします。
季節ごとの健康管理やお手入れのポイントを知って、猫ちゃんが一年を通して元気に暮らせるようケアしてあげましょう。

<監修>東京猫医療センター 院長 服部幸先生

北里大学獣医学部卒業。2年半の動物病院勤務。2005年より猫専門病院の院長を務める。2006年にアメリカのテキサス州にある猫専門病院 Alamo Feline Health Centerにて研修プログラム修了。2012年東京猫医療センターを開院する。2014年 JSFM(ねこ医学会)理事。15年間、猫の専門医療に携わる。主な著書に、『猫を極める本』(エデュワードプレス)、『もっと! ネコにウケる』(ワニブックス)、『猫専門医が教える こんな時どうする?』(洋泉社)など。

春(3・4・5月)

春は気持ちのいい季節ですが、ノミやマダニなどの活動が活発化するので要注意。
また換毛期で抜け毛が多くなるので、飼い主さん泣かせの季節でもあります。

ノミ・マダニ対策をしっかりと

暖かくなるにつれ、ノミやマダニなどの活動が活発化します。室内飼育でも、飼い主さんが外から持ち込むことがあるので油断は禁物。とくにノミは寄生されると根絶は大変です。動物病院で処方される駆除薬で、予防の徹底を。

定期健診やワクチン接種を

気候のいい春は、健康診断やワクチン接種におすすめの時期。健康診断は猫ちゃんの健康のため、定期的に受けましょう。

春の換毛期、ブラッシングを十分に

3月は春の換毛期。冬毛がごっそり抜け落ちるので、毎日しっかりブラッシングして取り除きましょう。また抜け毛やニオイの除去には、シャンプータオルで拭くのも効果的。毛づやが出てプラスαのボディケアに。

夏(6・7・8月)

暑くてムシムシする夏は、猫ちゃんも熱中症対策が必要です。
また、においやすくなる季節なので、汚れが気になるようならシャンプーにチャレンジしてみても。

お口のケアを見直す機会

6月4日〜10日は「歯と口の健康週間」。猫ちゃんに歯みがきをしていますか?もしまだなら、この機会にぜひ練習をスタート。まずは猫ちゃんが大好きな「歯みがきおやつ」で、手軽に始めてみましょう。

猫ちゃんにも熱中症があります!

暑さに強いといわれる猫ちゃんも、熱中症になります。夏場、締め切った部屋に閉じ込められると命にかかわることもあるので、エアコンなどで室温調節を。28℃前後が目安ですが、個体差があるので猫ちゃんに合わせ、お留守番のときもつけたままで。また脱水を起こさないよう、家の中の複数箇所にお水を用意しておきましょう。

ニオイが気になったら、シャンプーにトライ

体臭の少ない猫ちゃんも、夏はにおいやすくなります。風邪の心配が少なく、シャンプーにトライするにはいい季節。濡れるのが苦手な猫ちゃんは、汚れやすい箇所だけを部分洗いしたり、水のいらないドライシャンプーを使ってみましょう。

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 秋(9・10・11月)

秋にも換毛期があるので、ブラッシングはしっかりと。
寒くなるにつれ、猫ちゃんに多い泌尿器の病気が増えてくるので注意しましょう。

秋の換毛期、また抜け毛の季節です!

10月〜11月は秋の換毛期。夏毛から冬毛への生え変わりで、抜け毛が増えます。春と同様、ブラッシングとシャンプータオルでしっかりお手入れを。

寒くなるにつれて膀胱炎が増加

寒くなると、膀胱炎や尿石症が増加します。猫ちゃんがお水を飲まなくなったり、寒くてトイレをがまんしたりするのが原因。飲み水を温めたり、トイレ環境が快適か、見直したりしてみましょう。

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冬(12・1・2月)

寒がりの猫ちゃんは、冬は暖房器具による事故が増えます。
また室内で飾る植物にも危険なものがあるので、気をつけて。

暖房器具によるやけどや感電に要注意!

猫ちゃんの近づきすぎやいたずらを防ぐために、暖房器具はストーブガードで囲ったり、コードはかじれないようにコードカバーをつけるなどの対策を。

猫ちゃんに危険なポインセチアやシクラメン

冬によく飾られるポインセチアやシクラメンは、猫ちゃんが食べると危険な植物のひとつ。嘔吐や下痢、皮膚炎などの中毒症状を起こすので、猫ちゃんが近づける場所に置かないこと。

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